(5) 物(ブツ)撮り専用機【D7000+AF-S DX Micro NIKKOR 40mm F2.8G】

デジタルも使います

 フォトガラ館オンラインストアに商品として掲載している写真は、現在のところすべてフィルムで撮影したものです。しかし、デジタルを全く使わない訳ではなく、このD7000の使用頻度はかなり高いです。

物撮り専用です

 商品撮影など、物を撮ることを物(ブツ)撮りと言います。フォトガラ館の中では、この組み合わせは物撮り専用です。額装した商品の写真すべてをこの組み合わせで撮りました。

 昔から、カメラマンの中で物撮りの専門家が一番偉いんだと言われています。なぜそうゆうことになるのか、正直、よくわかりませんでした。しかし、フォトガラ館の商品撮影を一通りやり遂げてみると、その意味がわかったような気がします。
 柔らかい光の中で購買意欲をそそる商品写真を撮る。一見、何でもないように思えるのですが、それがとんでもなく大変。
 最初は、自然光(太陽光)による撮影から始めました。1年くらいやったと思います。それが出来るようになって、自然光下の撮影の限界(撮影時間が限られ、色温度も思うようにならない)を感じるようになり、次はストロボを使用した撮影で、いつでもできるような撮影を始めました。これは半年くらいで軌道に乗りました。

 軌道に乗ったとは言っても、私の場合、最終段階でフォトショップによる画像解析で修正を入れます。その修正でなんとかものになる程度の写真を撮影するのです。そのため、昔のフィルムカメラによる物撮りの頃とは、撮影の精度に雲泥の差があります。

 さらにクライエントの存在。私の場合は自分で妥協点を決められますが、外部クライエントのある物撮りの大変さはどんなでしょうか。職業として物撮りをやっているカメラマンの方々に敬意を表したいと思います。

コストパフォーマンスの権化

 もともと、物撮りのためにこのカメラを購入したわけではなく、日常の家族写真などの撮影にコンパクトデジカメでは物足りなくなっていたところ、中古カメラ店にてD7000が3万円で新品同様のものが販売されているのを見つけ衝動買いしました。いつ買ったかも覚えていないくらい思い入れがありませんでした。
 また、レンズも価格ドットコムで1万7000円の 新品のAF-S DX Micro NIKKOR 40mm F2.8G を見つけ、これも衝動買いしました。これもいつ買ったかよく覚えていません。

 しかし、この組み合わせ、使い始めてみると使い勝手がよく、ことあるごとに家族写真(特に孫たちの記念撮影)を撮るようになり、フォトガラ館の一連の準備の中では最初から物撮り専用として使用しました。

 考えてみると驚異的なコストパフォーマンスです。

この写真はスマホ撮影です

 ちなみに、この D7000 の写真は D7000 で撮ることができないのでスマホで撮りました。さすがにデジタル一眼のようには行きません。この画像が限度です。

2023年8月 記