写真No. 9-1（2014年9月14日撮影）
タイトル：Mの鏡像

　まだ暑さの残る9月、風のない静かな朝でした。湖面に杭が映り、Mの字を連想させました。

写真No. 9-2（2014年2月2日撮影）
タイトル：ワンドのある風景

　霞ケ浦の湖岸にあるワンドの風景です。寒い冬の朝、風がなく静かでした。ワンドに映る木々の枝ぶりが印象的でシャッターを切りました。その直後、冷たい雨が降り始め、その日の霞ヶ浦での撮影を切り上げて帰途に就きました。

写真No. 9-3（2018年5月5日撮影）
タイトル：浮浪雲一片

　霞ケ浦での撮影中、陸域方向を見るとおもしろい浮浪雲がありました。雲の動きは早いです。その時のカメラはニコンFに広角28mmレンズを付けていました。浮浪雲を撮るには標準50mmがベストだがレンズ付け替えの時間で雲が動いてイメージが変わってしまう、どうしょう？
　咄嗟に先人の声「とりあえず持っているカメラで撮っとけ」を思い出し、28mmレンズで1枚だけ撮り、その後は標準50mmレンズに取り換え心行くまで撮影しました。
　結果的にはとりあえずの最初の1枚がベストで、先人の声に助けられました。

写真No. 9-4（2015年10月12日撮影）
タイトル：秋の蓮田

　霞ケ浦の湖岸周辺には蓮田が多く、夏から冬にかけてレンコンが収穫されます。収穫時期によって食感が変わるとのこと。写真は10月の撮影で収穫前の蓮田です。
　遠景は湖周道路を行くサイクリスト。サイクリングするにベストな季節です。

写真No. 9-5（2016年8月21日撮影）
タイトル：萌し（きざし）

　真夏の気だるい暑さの中での撮影。一輪の蓮の花が印象的で、その日の特徴的な雲をバックに撮影しました。
　このタイトルは、絵画展仲間の画家さんたちから頂いたコメントをヒントにして命名しています。何かが誕生するような気配が…という意味です。

写真No. 9-6（2014年4月27日撮影）
タイトル：軌跡

　私は出会いがしらで撮影するのがほとんどなのですが、この写真は別です。
　２ヵ月間程を要し、写真の撮影イメージを設定した上で、撮影場所、カメラ、レンズ、フィルム、NDフィルターの濃さ、絞り、撮影開始時刻と終了時刻を決めました。天気予報を見ながら撮影日を決め、撮影当日は淡々と決めた内容を実行しました。
　とにかく太陽に向かって１時間半くらいシャッターを開けっぱなしにするというような撮影はしたことがありません。フィルムが焼け付いてしまうかもしれません。どんな結果になるかハラハラしましたが、写っていました！　想定よりも薄いネガとなりましたが。
　もし、同じことをもう一度やるならば、もう２段階濃いネガになるような設定をします。